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2004年12月17日

羽毛布団

羽毛布団が持ち込まれました。

3軒もクリーニング屋さんを回られたのに全部断られたとのこと。
たまに聞きますが、羽毛布団を洗えないクリーニング屋さんって???

ただ、今回の商品は品質表示にちょっと難がありました。
素材は書いてあるのですが、クリーニングについては表示がありません。
以下のとおり書いてあるだけです。

・クリーニングは出来ません。
・クリーニングする場合は専門店にご相談ください。

私たちもプロですが、こんな表示だけでは洗える品物か判断に困ってしまいます。
通常、私たちが洗えるかどうか判断するのは品質表示についているクリーニングの表示と素材を主に見ています。
でも、これだけでは情報が足りないので衣類全体を見回して洗うのに問題が無いか判断しているわけです。

この品質表示も家庭用に作られているので私たちプロには当てはまらないと言う不思議な表示なんですね。
しかも、生地の素材や生地の耐クリーニング性だけで表示をつけられているので、実際とは大きく異なってしまいます。
というのも、ボタンや金具、刺繍などは表示に含まれていません。
ですから、綿100%で水洗いもドライクリーニングも出来ないという表示がつくケースがあるんですが、これらはボタンに問題があったり芯地に問題があったりするわけです。
表示に書いてない事を一つ一つ見つけていかないとクリーニング事故につながってしまう恐れがあります。

この辺がクリーニングの難しい所ですね。

羽毛商品は生地の裏側にフィルムを張ってあります。
これは、羽毛が針の穴でも抜け出てしまうため、生地の裏からフィルムを張って出ないようにしているんです。
ですから、羽毛布団やダウンの修理で針を使っちゃだめですよー。
針穴から中のダウンが全部抜けてしまいます。

今回の商品も良く見てみましたが、クリーニングできると判断し洗わせて頂きました。
洗いあがりも問題なく、きれいになりました。

この表示、何とかならないんでしょうか。
われわれプロにも伝わりづらい表示であるばかりか、消費者にとってもどうしていいか分らない表示が多々あります。
衣類は着たら洗ってまた着る、と言う当たり前のサイクルで使われていますから、皆にわかりやすい表示になって欲しいと思いますね。

投稿者 boribori : 2004年12月17日 23:37

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