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2008年05月22日

お渡しするまでは気が抜けません。

昨日のブログで、量が多いほうが助かる、そう書きました。
しかし、たくさんクリーニングが集まると大喜びしているのか?というと実はそうでもないんですね。

商売ですから多く集まった方が良いというのはありますが、それだけでは済まない理由もあります。

ご来店くださったお客様が、天井を覆い隠すほど仕上がった品物や、何袋もたまった品物を見ていると、繁盛してるわねえとおっしゃってくださるんですが、内心は神経が磨り減っていたりします。

ただ機械を通して、洗ったよ、というお店なら関係ないんでしょうが、当店の場合、汚れを落とし、柔らかさや色合いもなるべくそのままで、と目標を持って仕事をしています。
すると、品物一点一点、注意しないといけないんですね。

しかも、集まってくる品物が大変なものが非常に多いんです。
他のクリーニング屋さんで洗えなかったものや、きれいに仕上がらなかったものなど集まってきます。
他店で洗えなかった品物って大概難しいものが多いんです。

無事にクリーニングし、お客様にお渡しして初めて仕事が完結します。

品物が集まっただけではまだ序の口で、きちんとクリーニングし、お客様にお渡しして初めて仕事が終わります。
そこで初めて良かったねといえるんです。

まだ、お預かりしている品物がたくさんあります。
そして今、冬物のクリーニングを待っていただいているお客様がいらっしゃるので、これからも当分緊張は続きます。

良かったねえといえるのはまだ当分先になりそうです。

投稿者 boribori : 2008年05月22日 23:55

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