« 技術の伝承 | メイン | 制汗剤には要注意。 »

2006年07月19日

分けて洗わないと。

先日、妹からメールが来ました。
どうやら、自分ちの洗濯機で洗っていたら、しみがついたらしい。
どうすればいい?と言うメールです。

ただ、シミがついたというだけでは、なんとも答え様がありません。
そもそも、衣類の素材も分らないし。
そこで、いくつか質問。

素材は何?
どういう状況で洗った?
使った洗剤は?
シミの色は?
etc・・・・・。

何とか返事をもらいまして、妹じゃ出来ないだろうと判断。
今度持ってくるように伝えておきました。

そして、昨日の夕方、シミがついた衣類を持ってきたんです。
見ると、大きなシミがいくつもついています。
どうやら、白い衣類と柄物のスカーフと一緒に洗ってしまったらしい・・・・・。

そりゃ、色が移るのは当たり前です。
これはシミではなくて、色移り。

帰り際に、高かったので何とかして・・・・・、と言っていましたが、そんなに大事ならちゃんと分けて洗わないと。
衣類への思いと扱いが正反対になっています。

クリーニング屋さんの子供は、洗濯について知らない人が多いんです。
子供の頃から、プロに洗ってもらっていますから、家庭洗濯の仕方も分りませんし、下手すれば仕分けなんて考えた事も無い人もいるでしょう。

毎日プロが洗って仕上げてくれる最高の環境で育っていますが、自分でやらない分、知識が無いんでしょうね。
当の私も、一人暮らしをするまでは洗濯なんてした事もありませんでした。
クリーニング学校に通っている頃に、学校で勉強しながら本屋で洗濯の本を買ってきて勉強をした口です。
今考えると、一人くらいの頃の洗濯もお粗末なもんでした。

さてさて、色が移った品物を本日染み抜き。
時間が経過していましたが、何とか落とす事が出来ました。
これに懲りて、きちんと分けて洗ってほしいものです。

きちんと仕分けすれば、問題ないんだから。
今度取りにきた時に、説明しないといけませんね。

投稿者 boribori : 2006年07月19日 23:30

コメント

コメントしてください




保存しますか?