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2006年08月21日

世田谷でどんどんやめている。

今日から仕事始め。
いつもそうですが、休み明けは仕事がたんまりとあります。
ちゃんと片付けているんですけどねえ。

午前中のうちに、一杯集まりまして、午後から仕上げていました。

夕方頃に、初めてご来店されたお客様がいらっしゃいました。
世田谷から引っ越してきて、今日で3日目だそうです。

お預かりしていると、ふとご主人がこんな事を言います。

『世田谷ではこうやって自分の所で仕上げているお店がどんどん減っているんだよ。残っているのは受け渡しの所だけだ。』

実は、数年前から世田谷のそのような噂は聞いていました。
需要の減退、後継者難など、様々な要因が絡んでいるようです。
特に、職人系のお店よりも今は素人さんを使いながら安く大量に集めるクリーニング屋さんになりたいという人の方が多いんです。
経営者になりたがる人が増えていますから、このような結果になってしまうのではないかなあと思うんですね。

自営業ですから、経営者にならないといけないのは当たり前なのですが、仕事上、職人的なものも求められるのがクリーニング屋です。
この辺のバランスが難しいんですよね。

良い仕事、丁寧な仕事というのは無駄が非常に多いんです。
非効率的なんですね。
経営者の立場としては、その無駄をなるべく取ろうとするのが常。
でも、クリーニングは一発でどうにかしようとするとどこかで諦めなければいけないものが出てきます。

これくらい落ちなくてもいいだろう、こんなもんだろう。

必ず、妥協点が出てくるんですね。
いつも完璧な仕事というのも難しい話ですし、お客様の要望もあります。
そこで、経営者の方向性が出てきます。

どのレベルまで仕事をするのか、どんな仕事をしたいのか。

リーズナブルなお値段でそれなりの仕事をするもよし、仕上がりにこだわり徹底的にやるのもよし。
どちらも望んでいるお客様はいらっしゃいますから。

しかし、クリーニング屋さんは今、偏っていっているような気がします。
どちらの需要が多いというと、やはり手ごろなクリーニング屋さんでしょうから、ある意味仕方がないんでしょうけど。

みなさんは、どのようなクリーニング屋さんをお望みですか?

投稿者 boribori : 2006年08月21日 23:17

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