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2006年09月06日

クッションのクリーニング

クッションのクリーニングが出ます。
大抵はカバーだけなのですが、外す事が出来ないタイプのクッションが出ることもしばしば。

どうやってクリーニングしていると思いますか?

答えは後回しにしますが(笑)、クッションのクリーニングで一番難しいのが、中綿なんですね。
洗っているうちに、ずれてきて、洗いあがった後は寄れて形の悪いクッションになってしまうことがあります。
また、クッションは普段からすれていることが多いのですが、生地が薄くなってしまい、洗ったらパンクしてしまうなんていう事もしばしばあります。

だから、クッションのクリーニングは難しい・・・。

さて、答えですが、中綿が動かないようにクリーニングをするんです。
やり方としては主に二つ。

1 中綿を抜いてしまう方法。
2 中綿が動かないように糸で留めてしまう方法。

1番はそのまま、中綿を取り去ってしまいます。
縫ってある所をほどき、中綿を取り出してクリーニング。
洗いあがったらまた元に戻して縫います。

これ、物凄く手間がかかりますね。
しかし、生地が弱っていたりする場合は、これが一番です。

2番目は、中綿が動かないように糸で留めてしまうんです。
クッションに数箇所、表から裏へ糸を通してきつく止めてしまいます。
何箇所か作ることにより、クリーニング中に中綿が動かなくなるんです。

クッションのクリーニングってこのように結構手間がかかります。

製造の段階で、後々のお手入れの事を踏まえ、取り外しが出来るように作っていただければ簡単なのですが、なかなかその様に気の聞いた製品はありません。
あったとしても、かなり高額な商品になります。

クッションはダニの住処になったりしますから、衛生的にしておいた方が良いですね。
頻繁にするものではないですが、クリーニングもした方が良いと思います。


投稿者 boribori : 2006年09月06日 23:01

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