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2007年03月19日

高級ドライクリーニングについて。

昨日のブログへコメントを頂きました。
とても面白い話なので、今日はそのネタを。

高級ドライクリーニングってなにが高級なの?

直球な質問です。
昔ながらのクリーニング屋さんの看板には、高級の文字が出ていますよね。
値段が高いのならまだ理解できますが、それほどでもないのに高級とうたっていたり。
他と違いも無いのに高級とうたっていたり。

高級クリーニング、この話はドライクリーニングの初期の頃にまで話しが遡ります。

昔、ドライクリーニングと言うものは存在しませんでした。
それまでのクリーニングは、水洗い。
綿も、ウールもみんな水洗いしたものです。

そして、西洋に水を使わないクリーニングがある、と聞いたある洗濯屋さん(クリーニング屋さんの中で物凄く有名なお店です)が研究しだしたんです。

それが、ドライクリーニングの始まり。
いろいろなものを使い、時には失敗し、時には爆発事故などを起こし、研究を重ねた結果、ドライクリーニングが開発されます。

それから徐々にですが、クリーニング屋さんにドライクリーニングが浸透していく事になります。
しかし、まだまだ高価なドライクリーニングの機械。
どこも手に入れられると言うわけでもなかったんですね。

この当時は、ドライクリーニングを扱うお店と、水洗いしかしないお店があったんです。

その時に、ドライクリーニングを水洗いと区別する為に使われたのが、高級クリーニングでした。
高価なものであったと言う意味で使われていたのではなく、炭素の数が関係していたんです。
つまり、ドライクリーニングは炭素の多い溶剤を使って洗っています。
炭素が多い物を高級、少ないものを低級と呼んでいたんです。

つまり、高級クリーニングとは、ドライクリーニングをさしていたんですね。

ですから、何でこのお店が???なんていう所でも昔の名残から高級クリーニングの看板を立てていたりするわけです。

ところが、
昨今の高級クリーニングの意味合いはちょっと違ってきています。
文字通り、高級な扱いや、丁寧な仕上げ、丁寧なクリーニングなどを指すようになってきたようです。

衣類も高額なものが増えてきていますし、これもまた時代の流れなのかなあなどと思ったりもします。
当初の言葉の意味が違ってくる事は良くあることですから。

謎は解けたでしょうか?
クリーニング屋さんで、高級の語源を知っている人は今少ないかもしれません。

もう一つ、一般の方が気になるであろう言葉に、自家ドライ、があります。
良くこの看板見かけませんか?

自家ドライのお店です!

なんじゃ、そりゃ?って感じではないでしょうか。
次回、その辺の話も書いてみます。

投稿者 boribori : 2007年03月19日 21:16

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