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2008年02月08日

負けず嫌い。

夕方、甥っ子がやってきました。
小学一年生と幼稚園の男の子です。

晩御飯を食べた後に、じゃれて遊んでいたんです。
私一人に対して向こうは子供二人。
二人と言いましても所詮は子供、お前らなんぞ片手で押さえ込んでやるわ~ってな感じで遊んでいたんです。

しばらくするとお兄ちゃんの顔が見る見るうちに険しくなっていきます。
弟のほうは関係なく遊んでいる。
おかしいな?と思っていると、突然お兄ちゃんが自分の体につばをつけ始めたんです。
そして、これでもう触れないだろうって。

突然こんな行動に出たので、その意味が知りたくなり、話を聞いてみました。
すると、最初もごもごしていて何を言っているのかさっぱり分からないんです。
彼の中になにやらあるようなのですが・・・。
辛抱強く聞いてみること20分。
答えは単純なものでした。

負けるのが嫌。

負けず嫌いだったんですね。
負けたくない=勝ちたい、と言う図式ではなく、最初から勝負をしない、と言うほうを彼は選んでいるようなんです。

しかもこれが他の生活にも及んでいる様子。
負けるのが嫌だから友達と遊ばない、勉強も出来るものしかしたくない、一人でいるのが一番いい、そういいます。

まだ、小学一年生なのにね。
妙に現実感があり、また都合よく解釈しているのがとても気になりました。
まだまだこれから楽しい人生が待っている、可能性があるのになんともまあもったいない。

甥っ子だけでなく、最近の子は負けるのに慣れていないのかな?と思う瞬間に出会うことがしばしばあります。
しかし、自分たちもどうやってそれを乗り越えて来たのかと言うと、記憶に無いんですよね。
だから、適切なアドバイスがなかなか出来ないでいます。

やりたくない事はしなくていいとか、すきな事だけやればいい、と言った結果なのかなあ?などと考えても見ますが、そんな簡単な話でもなさそうです。
大事にすることと、育てることの両立は本当に難しいですね。

不遜な人が増えていますから、余計気になるのかしら。
自分だけ特別ではない、だから負けることもあるんだよって気づいて欲しいなあ。

その年で世の中を儚むなよって思わず突っ込んでしまいました。
妙に大人びているのが気になりますね。

投稿者 boribori : 2008年02月08日 23:13

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