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2008年02月13日

他の人と違って嫌だった記憶。

タオルの話から、ふと思い出したことがあります。
そういえば、人と違って嫌だなあと思ったことがしばしばあるんですね。

子供の頃から体が大きかったので、普通のものがそもそも違ったと言うのもあります。
その当時の流行の服なんて着れなかったし、子供の頃に一度は身につけたい、戦隊物や仮面ライダーなどのキャラクターをあしらった服や靴。
そういったものとは無縁でした。

でも、今記憶になる中で一番嫌だったなあと思ったのが、給食の割ぽう着でした。
小学生の頃、給食当番というものがありまして、一週間、割ぽう着を着て給食を配る係りをするんですね。
そして、金曜日に割ぽう着を持って帰って、洗って翌週持ってくるんです。

その、洗って持ってくるのが嫌でした。

と言うのも、うちはクリーニング屋、洗うとなるとプロが洗います。
当時の私は、普通の人と同じが良いと思っていたので、他の人が持ってくるのと同じが良かったんです。

他の人が持ってくるようなもの、洗ってたたんで、と言った感じなのですが、うちは違うんですよね。

他の人に比べて真っ白に仕上がっているのはもちろんなのですが、糊をきかせ、プレス機でバチン!とプレスをしているのでビシッ!と仕上がっているんです。
どう見ても他の人が持ってくるものとは違います。

それがね、恥ずかしくて嫌だった。
また、プレス機で押していますから袖を通すのも子供にとって大変で。
次に使う友達から、お前が持ってきた割ぽう着は着辛い、と言われ、ショックを受けたもんです。

今思うと、笑っちゃう話なのですが、当時は真剣でしたね。

中学の頃のYシャツもあまり好きじゃなかったなあ。
自分ひとり、アイロンのかかったシャツを着ているので、とにかく目立ちます。
やっぱり、他の人と同じように、アイロンのかかってないようなシャツを着たかったんです。
ところが、ある友達の一言から見る目が変わりました。

「毎日アイロンのかかったシャツを着ていてうらやましいよな。真っ白だしぱりっとしてて格好良い。」

自分でそんなことを考えたことも無かったので、驚いた瞬間でしたね。
 
今、子供の服をアイロンかけていて、同じ事思うのかな?大人になって気づくかな?とか想像するのがとても楽しかったりします。

食べ物やさんなんかは、自分たちが造ったものはなかなか食べれないらしいですが、クリーニング屋さんは普通に洗うことが出来ます。
良い商売だよ、とうちの母はいつも言っています。
子供の頃、そう思ってたら、毎日服着るの楽しかったかな。
なんかちょっともったいない感じです。

投稿者 boribori : 2008年02月13日 23:07

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