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2008年09月22日

多種多様なクリーニング屋さん。

クリーニング屋さんにも、いろいろあります。
以前なら、大手チェーン店と個人店、と言うような簡単なくくりだったのですが、最近はさらに再分化。
仕事の内容も、細かく分類されていたりと、消費者の方がイメージする、普通のクリーニング屋さんとのギャップがあるようです。

個々の店によって、システムもかなり違うので、戸惑うお客様が増えているのではないでしょうか。

たとえば、当店は他のクリーニング屋さんに比べると、かなりお時間を頂いてクリーニングするケースがあります。
長いもので数ヶ月なんて事も。
もちろん、普通にクリーニングするものもありますが、特に気を使うものなどはお時間を頂いて丁寧にやらせていただくんです。
以前はそこまで時間のかかる品物はなかったのですが、最近の衣類の特徴である糸の細さ、柔らかさが顕著になってきまして、また汚れ具合も着用期間が長くなるにつれ落としづらくなり、時間をかけなくてはいけない状況になっています。
そのときの品物に合わせて変化していった形です。

また、最近はたたみとつるし、両方選べるクリーニング屋さんと言うのも出てきました。
これは、コストを最大限削減してお客様に還元しているのですが、畳むとつるしよりも数十円高い、と言うように値段設定自体を変えています。
大手チェーン店などにみられるんですが、畳むのってかなりコストがかかるんですね。
お客様の中には畳むときに出来る畳じわを嫌がる人もいますし、つるしの方が圧倒的に量産しやすいですから、お客様に選んでいただくようになったみたいです。

しかし、これが問題になるケースも。

お客様の中でいままでのクリーニング屋さんのイメージがあると、このシステムが逆に不便に感じるんですね。
当たり前のように畳んで返してもらっていた服がなぜか、つるしで帰ってきてしまう。
畳んでくださいとお願いすると、追加料金を取られてしまう。
納得いかない!

と言うようなことみたいです。

さまざまなクリーニング屋さんがあり、そのお店独特のシステムを作り上げているので、普通のクリーニング屋さんと言うのも難しい表現になってきました。
今、新しくいろいろと模索しているんでしょうね、クリーニング業界も。

私が知っている所で、基本のクリーニング料金がまずあり、それに服のデザインにあわせてデザイン料が上乗せされ、シミや汚れに対する技術料が上乗せされるといった料金体系を取っているお店もあります。
一見すると、今までにないやり方で複雑そうですが、各々の服の仕事内容がはっきりと分かるので、なれてくるとよさそうな感じもします。
料金の内容が分かると安心しますしね。

もう、普通のクリーニング屋さんと言う表現は出来ないのかもしれません。
大手チェーン店と私たち個人店とでは仕事も明らかに違いますし、料金内容もまったくといっていいほど違います。
似て非なるもの、と言う人もいますしね。
そうすると、一括りにクリーニング屋さんと呼んで良い物か、と言う話にまでなってしまいますが、それはまた別の機会に・・・。

クリーニング屋さん、お店によってシステムもみんな違います。
クリーニング屋さんはこうだ!と言う先入観を持たない方がトラブルは少なくなるような気がしますね。
仕上がり、洗いなどご要望があるときは、遠慮なくお店に言ってあげるといいと思います。

投稿者 boribori : 2008年09月22日 23:10

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