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2006年02月20日

他の工場に出しているんではなく・・・。

お客様が誤解しているんじゃないかな?と思う事がいくつかあります。
今日はその中でも取次店の話。

取次店、いわゆる受け渡しだけのクリーニング屋さんのことを指します。

当店に来るお客様とお話しをしていると、取次店のことをこういうんです。

『他の工場に出しているところでしょ?』

これは自分の所でしないで他所に出してやってもらっている、と言う意味らしいのですが、これがちょっと違うんですね。

どこが違うのかと言いますと、取次店から工場へ出しているんではなくて、工場が取次店を出しているんです。
つまり、営業専門店を工場が出店していると言う事になります。

前者での意味のお店ももちろんあります。
しかし、そんなお店はほとんどなく、工場が出店しているお店ばかりです。

もし、取次店が工場へ下請けに出している、と言う形なら、技術のある工場を選べばいいわけですから、ここまで仕事が悪い取次店ばかりと言うのも変な話です。
大きい工場でも、良い仕事をするところもありますから、そういうところと契約をすれば良い訳なんですが、そうはいきませんよね。

しかし、ごく一部の商品を他のクリーニング屋さんへ委託するケースがあるんです。
それは、自社で出来ない特殊品です。
皮革製品や着物、じゅうたんなども、出す事があります。

これらは、いろいろな理由で自社で扱えない物です。
洗濯機に入らないとか、洗うと色が出てしまいクリーニング溶剤をすべて取り替えなければいけなくなってしまうとか。
専門の工場には、物凄く大きい洗濯機があって、洗う事が可能だったりします。

ここが混乱する要因の一つかもしれません。

私たちクリーニング屋さんも、外に出しているんでしょう?と聞かれると、出している部分もあるので、違うともいえずに返答に困ることが多々あります。
クリーニング屋さんの特殊な事情と言う奴かもしれませんね。

しかし、本当にここで洗って仕上げているのか?とご質問されるお客様が増えました。
取次店で、よほど嫌な思いをしたのか、それとも良い仕事を望んでいるのか。
お客様の、心の声が聞きたいですね。

投稿者 boribori : 2006年02月20日 23:00

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