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2006年03月18日

仕上げづらいスーツ

突然、明日の日曜日にスーツを着ることになりまして、仕事が終わった後に、子供のスーツと自分のスーツを仕上げていました。

子供のはスーツと言ってもまだ4歳ですので、小さく、でも意外としっかりしたスーツです。
ただ、アイロンの大きさに合わないので非常にかけづらい。
こういう時は蒸気と馬を上手に使ってかけていきます。

馬と言われても分りませんよね。
アイロンをかける時に、袖の形をした特殊なアイロン台を使うのですが、その台の総称です。
色々な形があり、袖専用に使ったり、肩専用に使ったりしています。

実は私が一番かけづらいと思っているスーツは自分のスーツなんです。
物凄く大きくて、(笑)、アイロン台には乗っからないし、腰が無いし。
生地の重さがありすぎて、通常の芯地では間に合わないんでしょうね。

しかも、せっかく仕上げてもハンガーが小さいので肩が落ちちゃうんです。
これは非常に悲しい。

仕上げづらいスーツには色々とありますが、大きすぎるスーツは本当に厄介ですね。
もし、自分のスーツを取次店に持ち込んだら、物凄く嫌がられると思います。
機械のサイズには合わないし、きっと全部手仕上げ。
時間はかかるし、きちんと延びないしで、職人でも相当辛い仕上げになるでしょう。

仕上げづらいと言うと、他にもたくさんの種類があります。
生地がちょっと変わっていて、仕上げているのに蒸気でシワができてしまうもの。
生地は縮んでいないのに、縫い糸が縮んでいるもの。
様々です。

いわゆる仕立てが悪いものはやっぱり扱いが大変です。

最近は流行のものなどが仕立ての悪いものが増えて来ました。
でもそれは、不良品というわけではなく、意図的にそう作られているのかな?と思う事もあります。

もし意図的なら、着ている人は着づらくないのかな?とも思うんですけど、どうなんでしょうね?

仕立ては非常に大事ですよ。

投稿者 boribori : 2006年03月18日 23:13

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