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2007年06月15日

外国製品のトラブル

コメントを頂きました。
直接聞きたいことがあるのですが、とりあえず、こちらへ書いてみようと思います。

外国製品はトラブルが多い、とクリーニング屋さんに言われたらしいのです。
どのようなトラブルなのか?

その衣類にも寄るのですが、トラブルは確かに多いんです・・・。
と言うのもですね、外国と日本の環境が違うと言う側面があるんですね。
また、衣類に対する意識も日本人はちょっと違います。

外国ではトラブルにならないものも、日本ではトラブルになってしまう、そういうケースがあります。

まず、イタリア製で一番多いのが、色泣き。
クリーニングをすると生地の色が出てきてしまい、他に移ってしまうんです。
イタリア製と書かれているだけでお断りするクリーニング屋さんもいるほどです。

日本の場合、衣類を染めた後に、色止めという作業をします。
これは、汗をかいたり、水に濡れた時に、色が出ないようにするためです。
これは日本の環境にかなり影響されていると思うのですが、日本は割りと湿気が高いんですね。
しかし、イタリアなどですと、割りとからっとしている。
汗なども日本ほどかかないので、色止めという作業をしていない製品が多いんです。

また、鮮やかな色を出すために、過剰染色をしているケースもあります。
染色にも限界があるのですが、さらに濃い色を出すために、染まらないのに染料を生地の上に乗せる、そんな事もしていたりするんですね。

洗うと色が出て、おかしくなるような製品を何故売り出しているのか?
イタリアの人は平気なのか?

平気なんですよ、これが。
ここが一番の問題点でして、日本と衣類に対する意識が違うんです。
たとえば、しみがついたとします。
日本なら落としたいと誰もが思うでしょう。
ところが、向こうでは、クリーニング屋さんでも落とそうとしないんだそうですね。
つけた人が悪い、そういった解釈なんだそうです。

また、色が落ちていき、どんどん白っぽくなって古着になっていっても、それを着ていけるんです。
日本ではこういうのはダメですね。

他にも、外国で製造されたものの中には、粗悪品も混ざっています。
表示通りで無かったり、一緒に生地を作るのがおかしいものが混ざっていたり。
こういった商品の場合、縮んでしまったり、何かが剥がれたり、色が抜けたり、そんな事が起こったりします。

しかし、コメントを見ると表示がついているらしいんです。
この表示がどのようなものであるか?
それによってもまた代わってきます。

世界標準の、ISO表示なら、きちんとこちらも理解できますし、それにあわせたクリーニングをすればいい。
しかし、各国の表示だったり、他の国のものですと、その国の表示の資料を持っていないクリーニング屋さんですと、扱うのがちょっと恐いかもしれませんね。

一番気になるのは、どのようなクリーニング屋さんで言われたのかと言う事。
きちんと勉強しているクリーニング屋さんなのか、アルバイトやパートさんが受付をしていてその人に言われたのか、それでもずいぶんと違いますよね。
チェーン店ですと、マニュアルでそう答えなさいと言っている可能性もあります。
何かあったときの予防線ですよね。

もう少し詳しい情報を知りたいので、もしよろしかったら、また御連絡ください。
その時に、さらに詳しい説明をいたします。m(__)m

投稿者 boribori : 2007年06月15日 23:25

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