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2007年06月17日

頭が変だぞ?

夕方、子供たちが温泉から帰って来ました。
一日じじばばと多摩センターにある極楽湯へ行っていたんです。

帰ってきて、一番上の息子の頭を見ると、なんか変なんです。
髪の毛を切ったようなんですが、形がおかしい。

話を聞きますと、温泉にある床屋さんで切ってもらったとか。

実はうちの母は、床屋の免許を持っていまして、昔は世田谷や中河原で床屋さんをやっていたんです。
現役の時なんかは、芸能人の髪を切っていたらしいですからね。
だから、床屋の技術にはうるさい。

切る時に、こうしてこうしてと注文を出したそうなんですが、出来ないと言われたんだそうです。
で、出来上がった髪型が結構ひどいものでした。

床屋さんになるには、きちんと修行をします。
そして、学校に通い免許を取るのですが、最近は昔に比べて技術の習得がよくないらしいんですね。

角刈りができない床屋さんがたくさんいる、そうご近所の床屋さんも嘆いていました。

うちの母曰く、カリスマ何たらと言われる人たちの技術は余りよくないらしい。
あの切り方はとても簡単で、デザインはおしゃれだけど、技術は無いわね、といつも言っています。

床屋さんの技術はねえ、私は廃れる事なんて無いと思っていたんですよ。
と言うのも、免許を習得するまで時間がかかりますし、しっかりと技術が出来ないと取れないものだったからなんです。
ところが、実際出来ない人が増えているとなると、これから床屋さんも技術が無くなっていくのかなあ。

どの商売もそうですけど、素人に毛の生えた人が出来るようなシステムが売り出されますよね。
商売を始めたい人にはいいんでしょうが、業として果たしていいのかどうか、難しい所です。
誰でも簡単に出来る事なら商売として成り立たないと思うんですけどね。

クリーニング屋さんも、アイロンをかけられない人が増えていますし。
機械化されたので、必要ないというのかもしれませんけど、機械に納まらない規格以外のものが出てきた時に、対応できなくなってしまうんですけどね。

日本の技術は、どこへ行ってしまうのでしょうか。
何気なく日常にあふれていた技術がなくなっていくような気がします。

投稿者 boribori : 2007年06月17日 23:45

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