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2005年06月30日

室内干しの嫌なにおい

梅雨時は、どうしても洗濯物を外へ干せない日がありますね。

外出しなければいけないとか、雨が降っているとか。
でも、室内で干すとなぜか衣類が変な匂いを発するようになります。

原因は、雑菌の繁殖でしょう。
いろいろと考えられますが、洗濯しても落ちきれなかった汗の成分などが、時間と共に一気に増えて匂いを放つもの等があります。
また、すすぎの時に洗濯層に洗剤カスなどが付いていて、カビなどが繁殖している場合があります。
綺麗な水で濯いでいるつもりが、雑菌がいる水で濯いだため洗濯物に雑菌が付着してしまうと言うケースがあります。

どちらのケースも、ポイントは雑菌の繁殖です。
解決するためには、繁殖させないようにするのが一番ですね。

抗菌剤配合の洗剤を使うのもいい手ですし、乾燥を早くするのも一つの手です。
ただ干しているだけでは乾くのに時間がかかってしまいますので、扇風機で風を送るとか、除湿機の上に干すとか、とにかく早く乾燥させるのが一番です。

また、洗濯層を洗う洗剤というのも売られています。
こちらを使って洗濯層を綺麗にしておくと言うのもとても効果があります。

まだまだ、外に干せない日が続くと思います。
色々と工夫して何とか乗り切ってくださいね。

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2005年06月29日

雨が降って欲しい理由

今日は朝から雨が降ってましたね。
週間天気予報もがらっと変わって、曇りか雨の日が多いようです。

これ見るとやっぱり梅雨なんですよね。

クリーニング屋としては、出来る事なら雨は降って欲しくありません。
配達にお伺いできなくなるし、乾きづらくなるし。
問題山積みです。

でも、クリーニング屋としてはいけないと思いつつ、雨が降って欲しいと言う自分もいます。

その理由は、果物が美味しくなるから。
果物は、雨が降る時期にワーッと振って、晴れたらびかーっと日が当たっている方が美味しくなるんだそうです。

ここ府中市にも特産物があります。
それは、梨。

しかもね、ここ多摩川周辺でしか作られていない、幻の美味しい梨があるんですね。
その梨は、とても大きくて、甘く、梨特有の酸味がありません。
そして、ジューシー。
幸水も有名な梨で甘くて美味しいのですが、この梨を食べると幸水じゃ満足できなくなっちゃうんです。

その梨の事を考えると、雨よ降れ~っと思ってしまうんです・・・。

調布あたりから稲城、府中と周辺で売られている梨。
あまり数がない物なので名前の公表は勘弁してください。m(__)m

気になる方、こっそりと聞いて頂ければ、こっそりとお教えします。
本当に胸張って自慢できるほど、美味しいんですよ!

ああ~、言いたいけど言えない・・・。

投稿者 boribori : 23:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月28日

きゅうりのキューちゃんが美味しいのよね。

暑いです・・・・・。
本当に暑いです・・・・・。

天気予報、見事に外れましたね。
今朝まで33度だと信じていたのに。
蓋を開けてみると、ビックリ仰天!!36.5度。

まだ梅雨も明けていないのに、この暑さですもの・・・。
本当に参ってしまいました。
先ほど調べてみたら、この気温、全国で4番目の気温だったようです。
府中って暑かったんですね。
八王子の方が暑いと思っていたのですが、まさか府中の方が暑いだなんて・・・。

この暑さになってくると、ご飯が食べづらくなってきます。
そんなときのご飯のお供がきゅうりのキューちゃん。

他におかずはいりません。
キュウリのキューちゃんと冷たいお水があればご飯を食べる事が出来ます。

キュウリのキューちゃんを食べ始めると、私の中で夏が始まったなあと思うんです。
今年は何袋食べるのかなあ・・・。

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2005年06月27日

糊抜きで

今年一番多かった言葉です。

長谷工のマンションや新しく引っ越されて来た方が多く、新しいお客様がたくさんご来店くださいました。
その中で一番多かったのが、『糊抜きで』と言う言葉。

糊の重要性はここでも何度か書かせていただきましたが、なかなか伝わりません。

きっと糊に嫌な思いがあるんでしょうね。

糊にも種類があります。
一口に糊といっても、パリパリ感を出すものや光沢感を出すものなど種類は豊富。
しかも、素材によっては全然効かない糊もありますし、逆にちょっとの量でバリバリになってしまう糊もあります。
また、同じ綿素材でも糊のつきやすい素材があります。

色々な要素が複雑に絡まって問題が起きているんでしょう。
しかも、今は工場は同じでも店舗の名前が違う、と言うケースもあります。
クリーニング屋を変えていたつもりが、同じ店を渡り歩いているだけだったと言う事もあるので、お客様にクリーニングについて誤解を与えてしまっているのかもしれませんね。

クリーニング屋さんの糊付けは、お店によって違います。
技術者の違いももちろんありますし、使っている材料の違いもあります。
面倒ですが、一軒一軒出して確かめてみるしか手はなさそうです。

当店に初めてお越しのお客様には、Yシャツの仕上がりを見てもらうことがあります。
こんな堅さですよ、と口で言われても分りませんが、直に触ってみれば分りやすいですよね。

また、冬と夏では糊の濃さが違います。
冬は少し柔らかめにしているんですね。

着やすいように調整をしていますから、一度お試しくださいね。

投稿者 boribori : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月26日

あじさい祭りへ行って来ました。

今日もいい天気です。
梅雨のはずなのに、33度・・・。
体がまだ慣れていないのでちょっと辛いですね。

今日はお休みだったので、子供を連れて郷土の森へ行って来ました。
ちょうどあじさい祭りをやっている最中だったのと、水遊び広場で子供を遊ばせてやろうと考えたんです。

府中本町のイトーヨーカドーでお弁当などを買い、郷土の森の駐車場へ。
着いたのがお昼ちょっと前だったのですが、すでに駐車場は満車です。
しばらくうろうろとしていると、何台か駐車場から出てきて、無事に入る事が出来ました。
もうちょっと早く出るか、逆に2時過ぎに入る方がいいかもしれません。

中に入ると一面アジサイだらけ!
雨が降ってないのでちょっと疲れているように見えますが、とても綺麗に咲いています。
園内は歩けばアジサイに当たる!といっても過言で無い位、至る所に咲いていました。

ちょうどお昼でしたから、昼食を先に済ませてから、水遊び広場へ。
行ってビックリ!凄い人だかりです。

中に入るのは子供だけなので、人がいっぱいいても十分。
水着に着替えさせて、遊ばせていました。

水遊び広場は、水深は浅く2歳くらいから遊べそうです。
もちろん大人も入っても大丈夫ですから、心配なら一緒についてあげるといいと思います。
人工的な岩があって、数十分おきに、その岩から噴水のように水が飛び出します。
その時間、3分ほど・・・。
子供は大騒ぎです。

またそれとは別に常時4本ほど噴水がありまして、そこも子供たちがとりっこをしていました。

オムツをはいている子はここでは遊べませんが、きちんと着替えさせてあげれば大丈夫のようです。
水からは塩素の匂いがしていましたから、消毒も大丈夫そう。

遊びに来ている人の中にはツワモノもいまして、小さいテントを広げてそこで着替えさせたり、子供たちが遊んでいる時に自分たちが休んだりとしていました。
広場の周辺には、日陰の部分があまりないので、日差しが強い日は何らかの対策が必要ですね。

今日は物凄く暑かったですから、気持ちよさそうでした。
おいらも入りたかったなあ・・・。

普段暑い所にいるので、暑いのには慣れているように思われがちですが、実はそうでもないんですね。
私たちは、普段暑い所にいますが直射日光に当たっているわけではないので、日が当たるとすぐひよってしまいます。
直射日光って、凄いですよ・・・、本当に体が疲れますね。

府中のいいところはこういう公園や市の施設が充実している所。
せっかく良い施設があるのに利用しない手はありません。
どんどん、利用してあげましょう。

アジサイも綺麗だし、子供たちも大喜びだったし、良い一日でした。

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2005年06月25日

真っ昼間市は凄い人出

集配の途中に、ちょっと寄り道を。

大東京綜合卸売センターへ。
ちょうど月二回の真っ昼間市だったらしく、物凄い人でした。
月二回、第二第四土曜日に開催されています。

駐車場もいっぱい、屋上の駐車場もいっぱい。
うろうろしながらも何とか止める事は出来ました。

中に入っても物凄い人だかりです。
業務用の卸が専門だったのですが、一般の消費者向けに小分けして販売もしています。
あちこちの店で活気のある声が響いていました。
食べ方を教えていたり、楽しそうに話をしていたり。

テレビで取り上げられたりした事もあるんでしょうが、段々とこの真っ昼間市が浸透してきた証拠ですね。

いつもお世話になっている豆腐・湯葉の吉祥さんへお邪魔して、豆腐や湯葉のシュウマイなどを買ってかえって来ました。
吉祥さん、また何か新しいメニューが増えるようですよ。
豆腐や湯葉を基本に、新しい惣菜も作っています。
平日でも気軽に買い物が出来ますから、寄って見て下さいね。(^.^)

大東京卸売センターの努力の賜物ですね。
まだまだ新しいイベントなどもやるようですよ。
中には食事ができるお店もあるので、お友達を誘って、楽しむ事も出来そうです。

もっともっと頑張って欲しいですね。

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2005年06月24日

うちはきれいらしいです・・・。

機械の調子が悪いので、メーカーに修理に着て頂きました。

事前にどのような症状か伝えておいたので、症状のチェックと部品交換、修理後のチェックと40分ほどで終了。
見事調子がよくなりました。

せっかく来たついでなので、ドライ機の方も見てもらうと、メーカーの人がビックリしています。

「うわっ!」

突然声をあげるから、何事かと思うじゃないですか。
ドライ機の方もおかしいのかな?と不安になっていると・・・・・、

「こんなにきれいなクリーニング溶剤は久しぶりに見た!」

ですって。
嬉しいけど、何も声をあげてビックリしなくても・・・。(笑)

綺麗にクリーニングするためには、ドライクリーニングの溶剤が綺麗なのは条件の一つです。
そこをほめられたのだから、当然嬉しいですよね。
でもメーカーの人曰く、最近は溶剤が綺麗なクリーニング屋さんは減ったとのこと。
寂しそうに言っていました。

せっかく誉めてもらいましたからね。
この状況を維持していかないと。
また次に来て頂いた時に、またビックリさせられるように頑張ります。(笑)

投稿者 boribori : 23:55 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月23日

収穫♪

収穫の時期です。(笑)

以前ここでも書きましたが、店頭菜園のナスが見事大きくなりました。
どこから見ても立派な"ナス"。
色もいいし、艶もあるし、本当に美味しそうです。

ちょん、ちょんと切りまして、ぬか床へと行ってしまいました。

不思議な事に、もう次のちびナスが出始めているんですね。
しかも、かなりの数、出ています。

来週末頃には収穫できるかしら。

ミニトマトの方も少しずつ赤っぽくなってきましたが、まだまだ食べられるほどではありません。
結構ミニトマトは時間がかかるんですよね。

本当にクリーニング屋さんのお店の前で野菜がなっています。
じつは、こんにゃくも植えてあったりします・・・。
これはまだ気づく人はいませんね。

早く誰かに突っ込まれたいです。

『これ、こんにゃくでしょ?』って。
早くその日が来ないかなあ。(笑)

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2005年06月22日

不二家が閉店・・・、そして新しいお店も

ビックリなニュースです。

なんと駅前の不二家さんが閉店してしまいました。
一ヶ月ほど前に不二家の店長さんとお話しをしていたんですが、その時はやめるなんていってなかったのに・・・。

僕が子供の頃からお世話になっていたので、ちょっとショックでした。
やめるなんて想像も出来ないお店の一つでしたから・・・。

私たちには分らない事情があったんでしょうね。
跡地はどうなっちゃうのかな。
本当に駅前の一等地ですからね。
新しいお店が早く入って欲しいですね。

そして、当店の斜め前、旧ホットフーズ跡地に、新しいお店が出来ます。
こちらは、ペットのトリミングなどをしてくれるお店のようです。
詳しい話はまだ聞いていませんが、とても若いお嬢さんがやるようですよ。

新しいお店も頑張って欲しいです。

不二家さん、本当にお疲れ様でした。m(__)m

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2005年06月21日

何でも断るクリーニング屋???

先日、集配のご依頼があってお伺いした時の話。

お電話をいただいた時にも、『洗えないと断られた品物があるんですが・・・・・』と言われまして、色々と想像を膨らましながらお伺いしました。

早速見させていただくと、確かに気になる所はあるけど断らなくてもいいんじゃない?というような品物。
何で断ったのか?正直分りませんでした。

奥さんが旦那さんに何で断られたの?と聞くと、

『あそこのクリーニング屋は何でも断るんだよ。』

ですって。
うーん、ついにここまできたかという感じです。

色々な服が売られていて、確かに問題があるものも売られています。
装飾品が不用意につけられていたり、合わないもの同士で服が作られていたり。
また、表面は何にも問題がないように見えるのに、裏側にこっそりと接着剤でつけられていたり。

そして、気付かないでクリーニングしてしまう事で、縮んだり、剥がれたりと言うような事故が起きてしまいます。
普通にクリーニングをして事故が起きてしまうということ自体、問題だとは思うのですが、これがなかなか話が進まないんですね。
アパレルさんと連絡をとっても、クリーニングの事に詳しいわけではないので見当違いの話になってしまったり、自分たちに責任はないと突っぱねられたり。

そして、結局クリーニング店が弁償する。

きっと、そんな事の繰り返しで危ないと思ったら断っちゃうのかもしれません。
心情的には分らなくもないのですが、私たちも勉強しないといけませんね。

クリーニングのプロとして、事故を起こさないようにクリーニングできないのか?常に考える必要もあると思います。
また、本当にクリーニングできない物も、お客様にお知らせして、何故出来ないのか?理由も教えてあげるべきでしょう。

一番の解決への近道は、アパレルさんとクリーニング業者との相互に情報交換が取れればいいんですけどね。
なかなか、うまくいきません。
表示の問題で解決できる事も沢山あります。

服は着れば汚れるし、汚れたら洗ってまた着る、と言うサイクルがあります。
みんなが関係していると言う視点で、次の人たちへ情報が回るようにしてあげられると本当にいいんだけどなあ。

安心して服を着る事が出来るように。

投稿者 boribori : 23:58 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月20日

カートリッジ交換

今日の朝は早かった~。
なんと5時起きです。
暑かったと言うのもあったんですが、今日はドライ機のカートリッジの交換をするために早起きをしました。

ドライクリーニングは溶剤(クリーニングする液体)を捨てません。
ろ過しながら溶剤を綺麗に保ちクリーニングをします。
そのろ過をしているのがカートリッジなのです。

カートリッジ交換をしないとどうなるか・・・?

考えただけでも恐ろしい。
普通の溶剤の色は、透明で日本酒のような色をしています。
それが、汚れてくるとビールのような色になり、終いにはコーラのような色になってしまうんです。
コーラのような色の溶剤で洗って、綺麗になるはずがありませんよね。

一般家庭でもGパンを洗った後の青い色をした水で下着などの白い物を洗おうとは思わないはずです。
それと同じ。

溶剤は捨てられないので、カートリッジをこまめに交換しながらクリーニングをするんですね。

カートリッジはとても大きい物を使用しています。
幅30センチ、長さ45センチくらいの円筒形の物を使用しています。
大きいでしょ?
この大きさなので交換が一苦労なんですね。

でもちょっとした大変さで済むなら安い物ですね。
この交換で、また綺麗にクリーニングを続ける事が出来ます。

こういった日々のメンテナンスが非常に重要です。
綺麗に洗うために、色々と頑張ってます。

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2005年06月19日

多摩市は凄いです。

ここ最近、多摩市のニュースを目にします。
一年ぶりに花火大会を再開させたり、映画『耳をすませば』で町おこしをしたり。

花火大会は、『せいせき多摩川花火大会』と名前を変えて開催されます。
地元の商店会や企業、自治会などの協力の下、復活を果たしたわけです。
一昨年までは、中河原の商店街でも協力をしていたのですが、今年はどうもやらないようですね。

また、映画で町おこしは、常々何故やらないんだろう?と思っていました。
あれだけ有名な映画だし、小さいお子さんからご年配の方まで広く知られています。
ぜひ、この企画はやって欲しかった。
映画を見ていると聖蹟桜ヶ丘の駅前やいろは坂のあたりまで、綺麗に再現されています。
ジブリファンのみならず、きっと多くの人に喜ばれる事でしょう。

振り返ってみて、府中市はというと、ちょっと寂しいかな。
花火大会もせっかく復活したんだし、町の人みんなが待ち望んでいたものだし、協力すればいいのにねえ。
心から笑えたり喜んだり出来る話題が少ない昨今、喜んでもらえるなら大いに参加しないといけませんね。

スポンサーになろうかしら。

中河原でも町おこしが出来そうな話題がありますよね。
大映ドラマは結構この周辺で撮影をされていました。
『スクールウォーズ』と言えば、私の世代は知らない人はいないでしょう。

スクールウォーズで町おこし・・・、いけそうです。(笑)
新楽さんは残念ながら店を閉じてしまいましたが、他にもまだあるでしょう。
橋を渡ってすぐはマネージャーさんが交通事故に遭った場所です・・・・・、多摩市ですが。

ライフの前の信号の渡る時の音を、スクールウォーズのテーマにしたりね。
意味もなく渡る人続出!とはならないでしょうか。(笑)

ほんのちょっと楽しい町になると嬉しいななんて考えていました。

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2005年06月18日

多摩市からの集配依頼が増えてますね。

多摩市からの集配依頼が増えてきています。
別に特別な宣伝もしていないし、HPを作っているだけなのですが、たまにこういって特定の地域から集中してご依頼を受ける事が多くなって来ました。

お客様の所へ伺ってお話しを聞いて見ると、どうも多摩市で集配を専門にやっていた業者さんと連絡が取れなくなったようです。

むむっ!
どうしちゃったんでしょうか・・・・・。

実はクリーニング業界は今とても厳しい時代に入っています。
業界全体の売上は私がこの業界に入った10年前に比べると半分以下に減っています。
また、高齢化と後継者不足による廃業も多くなって来ました。

クリーニングの設備は物凄く高価です。
買い替えをしたいのに、後継者がいないので買い替えどころか廃業してしまうというお店が後を立たないんですね。

多摩市の集配専門のクリーニング屋さんがどうなったのかは分りません。
厳しかったのか、体を壊してしまったのか・・・・。

今までご利用していたお客様は今困っているでしょうね。
やめた!とハッキリしてくれれば別の所を探すのでしょうが、電話はつながるけど誰も出ない、と言う状態らしいので、時間をずらしたり平日にかけたりと色々とやっているようです。

集配のご依頼をするお客様には色々な事情があります。
忙しくてかえってくるのが遅いとか、荷物が多すぎてお店に持っていけないとか、近くにクリーニング屋さんがないとか。

困っているお客様をほうっては置けませんよね。
当店でよろしければいつでもお問い合わせください。
集配にお伺いします。

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2005年06月17日

しみ抜きにも順番があります。

昨日しみ抜きの話をしたので、せっかくですから今日も。(笑)

しみ抜きには順番があります。
これを意外と知らない消費者の方は多いのです。

まず、油性の処理からします。
油性の処理とは有機溶剤などを使い油分を取る事です。
油性のしみならこの時点で落ちてしまいます。

次に水性の処理をします。
そう、洗剤などを使い水でしみ抜きですね。

そして最後が不溶性の処理です。
油、水、両方に溶けない物を落とす時にする処理の方法です。
漂白や酵素などがこれに当たります。

この、油性処理→水性処理と言う順番は逆になることはそうありません。
たとえば、明らかについたシミが水溶性のものだとすれば、最初から水溶性の処理をすればいいのですが、現実においてほとんどそういう事はありません。

食べこぼしなどは油も一緒についているので、一見水で落ちるように見えるんですが油が混じっているので残ってしまいます。
そして、最初に水性の処理をしてしまうと油性のシミが落ちなくなる事があります。

ですから、いきなり水でしみ抜きをするのはNGなんですね。

ただし、油性の処理をするのにも注意が必要です。
油性のしみ抜き剤は、油分だけでなく樹脂などの接着剤も取ってしまうことがあります。
普通に染めてある生地なら問題はないと思いますが、今年流行った顔料染めなどは顔料がはがれてしまう可能性もあるんです。

染み抜き剤も一長一短がありますから、しみや生地に合わせた使い方をしなければいけません。
市販されている薬品はあまり強力なのはありませんが、気をつけてくださいね。

投稿者 boribori : 23:18 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月16日

無茶なしみ抜きは、被害を広げる

最近多い事例です。

お気に入りの洋服にしみがついてしまい、慌ててうちへ帰ってから洗剤などでゴシゴシゴシ・・・・・。
後は洗濯機で水洗い。

危険ですよ~。
絶対やってはいけないとは言いませんが、適当にしみ抜きをやってしまうとかえってひどい状態になってしまう事があります。

最近やってきたものでは、綿のスカートに食べこぼしのしみをつけてしまったんですが、家に帰ってから洗剤つけてゴシゴシゴシ・・・。
結果しみは落ちないで、擦った所が白くなってしまいました。

安易なしみ抜きは被害を出すだけです。
水で洗えば・・・・・とか、漂白剤をつければ・・・・・とか、安易に考えてはいけません。

しみ抜きには色々あります。

しみの種類もありますし、それによって漂白した方がいいのか有機溶剤で抜いた方がいいのか変わってきます。
また、場合によっては酵素を使う事もあるでしょう。
そして、生地の性質もあります。
綿などの製品は濡れた状態で擦ってしまうと毛羽立ってしまい返って白くなってしまう事があります。
濃い色のものほど危険です。
素材によっては漂白剤が使えないものもあります。

このようにしみ抜きは本当に千差万別。
様々な知識を動員して、しみの種類や繊維の素材などを加味しながら、作業をしていきます。

ね、簡単じゃないでしょう?

お気に入りの洋服にしみがついてビックリするのはよく分ります。
でも、安易にしみ抜きをしてはいけません。

大事な物だからどうすれば洋服にとって一番いいか?冷静になって対処しましょう。

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2005年06月15日

縮まないレーヨン???

昨日に引き続き、レーヨンの話です。
もうお少し付き合ってくださいね。(笑)

レーヨンは水に濡れると縮むと言うお話は昨日しました。
実際、雨に濡れたりすると、濡れた所が輪染みになってしまうことがあります。
実際はシミではなくて濡れた所が縮んでいるんです。
これをウォータースポットと言います。

レーヨンなのに水洗いできると言う表示を見かける事があります。
縮むはずなのに???

そう、繊維会社も黙ってはいません。
縮まない加工を施しているレーヨンが存在します。

縮まない加工には主に2種類あります。
一つは樹脂などで繊維の表面をコーティングして、縮ませない方法。
もう一つはあらかじめレーヨンを縮ませる方法。

前者は、樹脂でコーティングされているので最初は縮みません。
ですが、クリーニングを繰り返すうちに段々と樹脂がはがれて、最後は縮んでしまうケースがあります。

後者はほぼ縮みは起こりません。
レーヨンも水に濡れれば際限なく縮む物ではなく、縮む限界があります。
生地にした段階で、水で洗い最初のうちに縮ませてしまえば、後は水洗いをしても縮まないわけです。

このように、繊維会社も色々と加工をしてきます。
その加工の種類によって対応も変わってきますね。
ですが、残念ながらどのような加工が施されているか?表示からでは読み取る事が出来ません。
親切なメーカーさんでは、付帯表示で注意書きをつけてくれるくらいです。

様々な加工がされていて、それがクリーニングや洗濯に影響があるケースが多いのですから、是非どのような加工がされているか?表示に付け加えてもらいたいですね。

衣類を綺麗なまま着るためにも、こういった情報開示が必要に感じています。

投稿者 boribori : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月14日

レーヨンは気をつけて

今日も暑かったです。
まだ梅雨だし夏本番には程遠い暑さなんでしょうが、湿気があったりして気持ち悪いですよね。

着ている服も段々と変わってきていると思います。
なるべく涼しい物や汗をかいても自分で洗える物へ。

でもちょっと待って!
本当にそれ水で洗えますか?

綿製品なら水でも洗えますが、レーヨンだと水では洗えません。
前にも書きましたが、レーヨンは水に濡れると縮みます。

レーヨンは植物性の再生繊維です。
もともとはパルプを使用して作られています。
ですので、肌触りがとてもよく綿に近い感触があります。
また、発色がとてもいいので、綺麗な色合いの製品が多いのも特徴です。

涼しげでこの時期着る回数が増えるんですが、事故も同時に増えます。

今日も綿と間違って水洗いをしてしまったお客さんがいらっしゃいました。
シワが延びないと言われ、アイロンがけだけ頼まれたんですが、表示を見るとレーヨン、水洗い×。
そりゃ、しわしわになっちゃいます。

汗をかいた後は、水でざぱーっと洗いたい気持ちはよく分ります。
でも、どうしても水に合わない繊維があるのも事実です。

洗う前には表示をチェック!基本ですね。


投稿者 boribori : 22:58 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月13日

週に2回の集配

クリーニングについて、ここ10年程でいろいろなものが変わりました。

その中の一つが集配です。
10年程前までは週2回、集配にお伺いするのが当たり前でした。
定期集配と呼ばれるものです。

月曜日にお預かりした物は木曜日にお届けする、と言うような感じでしたね。
品物があるときもない時も、変わらずに決まった時間にお伺いしていました。

それからまもなく、週に1回の集配に変わっていきました。

それからは早い早い。
あっという間に定期集配の依頼は減りましたね。
今定期集配でお伺いしているのは、30年来のお客様です。

ここ数年は定期集配よりも、デリバリー形式や宅配BOX、宅配便、など変化していっています。

最もお客様側の変化もありましたが、それ以前に私達クリーニング店側の変化もありました。
御用聞きの時代から取次店の時代へ変化していったのです。

クリーニングと言うサービスも時代に合わせながらちょっとづつですが変化しています。
当店のように深夜営業をしているお店や、デリバリー専門店、宅配便専門店など本当に様々になりました。

ふとこの10年は激動の10年だったんだなあとしみじみ考えてしまいましたね。

投稿者 boribori : 23:51 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月12日

地引き網

今日は辻堂の方で地引き網をして来ました。

神奈川県のクリーニング組合青年部の主催で、参加させていただきました。

地引き網、面白いですねー。
網を引いているときのドキドキ感。
いざ網が上がって魚を見たときの感動。
結構大きい魚もいて、子供たちも大喜びです。
シラスが主に上がるんですが、このシラスがまた美味しい。

あがった魚はその場で食べさせてくれます。
大きい魚は刺身にしてくれたり、シラスは生で食べさせてもらった後、釜揚げシラスにしてまた違った味として楽しめる。
小アジは捌いて天ぷらとして頂きました。

天気も非常によく、梅雨に入ったというのに真夏のような天気で海に入るのにちょうどよかったですね。
子供たちは水着着用で海に向かっていってました。
スイカ割りをしたり宝探しをしたり・・・。

しかし、湘南の海というのはサーファーが多いんですね。
ずらーっとサーファーがいて上手に波に乗っています。
きっと気持ちいいんだろうな。
駐車場には無料のシャワーが完備されているし、きっととても使いやすいんだと思います。

サーファーの皆さんの車の使い方に驚きました。
凄い収納ですね。
サーフィンってあんなに道具がいるって知らなかったので正直ビックリです。
トランクルームに綺麗に収納していて、またそれがとても使いやすそう。
きっと部屋の中も上手に収納しているんじゃないでしょうか。

帰りはとった魚を頂いて、ご機嫌で帰ってまいりました。
お昼頃出たのですが行きの倍はかかりましたね。
朝は6時に出て1時間ほどで駐車場までついたんですが、帰りは2時間以上かかっています。

めったに経験できないものだったのでとても楽しかったです。
今度はいつあるのかなあ。

投稿者 boribori : 23:45 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月11日

特選中河原情報で

今日は嬉しい事がありました。

なんと、特選中河原情報さんに当店へのコメントがアップされていたんです!!

特選中河原情報さん

この特選中河原情報さんには、中河原の情報が沢山載っています。
いわゆる地域のポータルサイトなのですが、管理人さんやスタッフさん、投稿してくれる人たちのアップで非常に内容の濃いものとなっています。
おぎゃ~と生まれてから中河原に住んではや33年。
そんな私も知らなかったような話がごろごろ出てきて、とても楽しいサイトです。

新しく引越しをされて来た方から地元に住み続けて何十年と言う人まで満足いくサイトになっていると思います。

そんな凄いサイトにコメントがアップされて、本当に嬉しい。
しかも、それがお客様からの喜びの言葉と言うのが更に嬉しい。

私達商売人は確かに生計を立てるために仕事をしているんですが、一番の原動力はお客様からのありがとうと言う言葉なんですよね。
その一言で何度救われた事でしょうか。

また頑張ろう!と言う気持ちになります。

また喜んでもらえるように、頑張っていきたいと思います。
こちらこそ、ありがとうございました。m(__)m

投稿者 boribori : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月10日

イタリア製が断られる理由

イタリア製の服だからと、クリーニングを断られた経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
何故、イタリア製は嫌われる???

イタリア製・・・、とても形がよく、色合いもよくてファッショナブルです。
値段も結構しているし、品物は悪くないと思うんだけど・・・。
きっと皆さん、大体こんな印象をお持ちなのではないでしょうか。

イタリア製の服は・・・・・、染色が弱いんですね。
クリーニングすると色が出る。
色が変わってしまう恐れもあるし、場合によっては一緒に洗った品物まで染まってしまう危険性があるんです。

これがクリーニング屋さんが嫌がる理由の一つです。

もちろん、全部のクリーニング屋さんが断るわけではありません。
問題があればそれにあわせてクリーニングをすればいいんで、きちんとしてくれる所もあります。

技術の差ももちろんありますが、会社の方針もあるのかもしれませんね。
事故を起こしそうな物は受けない、と言うのもあるんでしょう。

なぜ、高額な商品で色が出てしまうのか?
それは、お国柄が関係しているようです。

イタリアは日本ほど湿度が高くありません。
なので、汗などでの色落ちもあまりないので、染色の時に色止めという作業をしてないんです。
イタリアでは問題がない商品なんですが、日本は湿度が高い。
色止めをしていなければ、当然汗などで色が落ちる事があります。
また、衣類の色が褪せていくのが気にならない国民性というのもあるんでしょう。
綺麗だった色が褪せていくのを楽しめる。
ここが日本との違いですね。

日本では、色が褪せると言う事は商品が悪いかクリーニングが悪いと言う事になってしまいます。
確かにそういうケースもありますが、商品の経時劣化と言う事もありますね。

当然、日本のクリーニング屋さんに求められる品質は、色は褪せないようにと言うものも含まれていますから、危険性があると言う事で嫌がられてしまうようです。

イタリア製の服の特徴をよく知っておくと、長持ちさせる事も出来ます。
染色の関係上、あまり汚しすぎる前にクリーニングをする事、これはしっかりと覚えて置いてくださいね。

ちなみに、うちではお断りはしていません。
預かる時にきちんと説明をしてから預かるようにしています。
相談の上、お持ち帰りになるケースもありますから、遠慮なくお持ちになってご相談くださいね。
どうすれば、その衣類が長持ちするか、アドバイスしますよ。


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2005年06月09日

シワをつけないコツ

家庭用の乾燥機をお使いの皆さんにちょっとしたコツを。

シワをなるべくつけないコツです。
乾燥機でついたシワは非常に取りづらい。
それは私達プロでも一緒で、ちょっとしたコツでシワを回避し、仕上げの効率を良くするようにしています。

乾燥機に品物を入れるとき、なるべく詰め込み過ぎないようにしましょう。
理想は乾燥機の半分くらいでしょうか。
乾燥機の中でぐるぐると踊っているくらいがちょうどいい。

ここを間違って、品物を沢山いれて乾燥をしてしまうと乾燥時間が長くなるだけではなく、シワがついたまま乾燥されてしまい、アイロンがけをしてもなかなか取れなくなってしまうんです。

私達プロのクリーニング屋さんでは、洗いから仕上げまでの工程は、出口に向かうほど容量を大きくするのが鉄則となっています。
つまり、洗濯機が20キロだとすると乾燥機はそれよりも大きくするか台数を増やすかします。
そして、仕上げをする機械は、台数をもっと増やします。
そうして、ちょうどよく仕上げていけるんですね。

家庭でも同じで、洗濯機の容量と乾燥機の容量が同じでは、あまりよろしくない。
乾燥機はちょっと大き目がいいですね。

そして、注意が必要なのは乾燥しすぎない事。
生地には適度な水分が含まれています。
乾燥機で過度な乾燥をしてしまうと、その水分も取ってしまい縮みを起こしてしまいます。
この過度な乾燥に寄る縮み、直りません。
注意しましょうね。

家庭用で出来るか分りませんが、私達プロのクリーニング屋さんは、乾燥をして乾いた後にドアに物をちょっとはさんで冷風を入れたまま機械を回し、1分ほどクールダウンをさせます。
乾いて熱がある状態で止めてしまうと、シワが強く残ります。
クールダウンさせる事で、止めてもシワがつかないようにする事が出来るんですね。

ちょっと分りづらいでしょうか。
ちょっと手間をかけたり、面倒くさがらないで小分けにしたりする事で、シワは回避できます。

良い仕事をするには、手間ひまかけることです。

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2005年06月08日

ナスがなる

当店の店頭には、菜園があります。
と言っても植木鉢に植えているんで、とても菜園と呼べる代物ではないのですが。

事の始まりは二年程前に遡ります。
当時、店の前が寂しいと思い、何か花でも植えようかという話になりました。
いざ植えて見たんですが、数日立つと誰かに持っていかれてしまいます。

以前から噂に聞いていたんですが、本当に花を盗む人っているんですね。
あれだけ広い道路があるのに、気付かれずに持っていくなんて神業です。

何回か植え直しているうちに、どうせ植えるのなら通る人がビックリするようなものを植えようか?と言う話になりました。

ナスを植えたりミニトマトを植えたり、ブロッコリーを植えたり。

こちらの思惑通り、皆さんビックリしてくれました。(笑)
クリーニング屋さんのお店の前にナスがなっているなんて、誰も思いませんよね?
そのギャップが楽しい。

年配の方などは実がなる前に、枝や葉っぱを見て何の野菜か分るようです。
しかも、アドバイスまで頂いたりします。
こうした方がもっとなるよとか、枝を切らないとダメよとか、もう食べごろだから収穫しなさいとか。

そういう会話も本当に楽しいですね。

そして、今年も実をつけつつあります。
ナスは小さいなすびが二つできています。
ミニトマトはかなり実をつけていますから今年は豊作かも。

そんな野菜の成長、楽しみにしてくださいね。


投稿者 boribori : 23:25 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月07日

洗濯機でお仕置き

今日はちょっと昔話を。

私が子供の頃、怒られると押入れに閉じ込められたり・・・、と言う話は聞いたことがあります。
でも、私達クリーニング屋さんはちょっと違うんです。

それは・・・、洗濯機に閉じ込められます。(笑)

業務用の洗濯機ですから、とても大きくて、また当時はオープンワッシャーと言う横長の樽のような洗濯機を使っていました。
ちょうど子供が入る大きさです。(笑)

ええ、私も入れられました、一回だけですが。
回されはしませんでしたけど、上から閉められて怖かったですねえ。

で、洗濯機に入れられたのは私だけだろうと思っていたんですが、クリーニング屋さんの二代目が集まる会で、その話をしたらほぼみんな経験していました。
中には、乾燥機と言うツワモノもいましたね。

クリーニング屋さんならではの話ですね。

投稿者 boribori : 23:16 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月06日

コンクリは水で落ちる???

当店は作業着もクリーニングをしています。

色々な会社の作業着があるんですが、その中に建築関係の物がありまして、この作業着にはよくコンクリがついてきます。

以前、建築関係の会社にお伺いした時の事。

「お兄ちゃん、作業着についているコンクリ落とせないかい?前に着ていたクリーニング屋さんは水洗いすれば落ちるって言ってたんだけど・・・。』

と言うではないですか。
と言う事は、前のクリーニング屋さんは作業着をドライクリーニングで洗っていたのかな???
うーん、洗えない事はないけど、泥汚れはつくし汗も絞れるほどかくのに、それをドライクリーニング???
不思議な話です。

当店は最初から水洗いでクリーニングをしていたので、厳しいですとお伝えしました。
だって、よく考えてみると分るんですが、水洗いでコンクリが落ちるなら、世の中のコンクリ製品は雨が降るだけで溶けてなくなっちゃう事になります。
家なんか、土台から崩れちゃいますよ。

前のクリーニング屋さんは何で水で洗い流せるような事を言ったんですかね。

実際、乾いてしまったコンクリートは洗って落とす事は出来ません。
当店の場合、洗った後に手作業でコンクリートを削って落としています。
物凄く手間のかかる作業です。
それでも、生地の奥に入ったコンクリは取れないので、跡が残ってしまいます。

綺麗に取る方法は、コンクリが乾かないうちに水で洗い流す事。
乾く前なら水で洗い流せますから。

クリーニングの話や家庭洗濯の話し、しみ抜きの話など、結構いい加減な話はたくさんあります。
また、間違ってはいないけど、すべてに当てはめるとおかしい話、と言うのもあります。
この繊維にはいいけどこっちの繊維だと穴があくとか、ですね。

しみ抜きなどは特に冷静に考えてみると、そう間違った対処はしないと思います。
慌てずにまずは考えてみましょうね。
もし、不安なら、とりあえず私達プロのクリーニング屋に聞いてみてください。
分りやすく答えてくれると思います。

投稿者 boribori : 23:30 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月05日

免許の更新

今日はお休みです。

集配のお問い合わせで日曜日はしていただけますかと聞かれます。
すいません、日曜日はお休みをいただいています。

たまりに溜まった本を読んだり、家族サービスをしたり、平日出来ない仕事をこなしたりと、休みのような休みでないような休日なんですが、私にとってはとても重要な一日となることが多いんです。

今日もそんな一日でした。

免許の更新です。
皆さん知っていましたか?
免許の更新が誕生日の前後一ヶ月になったと言う事に。
本当に便利になったものです。
私はゴールデンウィーク後に誕生日を迎えていたので、今までの更新はめちゃくちゃ混んでしまい、半日以上潰さないと更新できないような状況でした。

今回の改正で 楽チンだ~、と思っていたらあっという間に期限が目の前に。(爆)
慌てて府中試験場へと向かいました。

私の免許証はゴールデンなので、免許の更新は5年ぶりです。
免許の更新方法、変わりましたねー。

まず、用紙に自分で書かなくてもいいんです。
これはビックリ。
今までは、代書屋さんに頼んだり、自分で書いたりと大変でした。
ところが、今は受付で古い免許証を出すと、ガーっと読み込んで用紙に古い免許証がビビっと印刷されます。
これでOK。

何も書かずに手数料を払い、眼の検診へ。
まー、そこからが早い早い。
あっという間に講習となりました。

優良ドライバーなので講習も30分で終了。
終わると免許も交付されているのであっという間に帰る事が出来ました。

所要時間、2時間弱と言った感じでしょうか。

ただ、注意しなければいけないこともあります。
それは、駐車場について。
やっぱり駐車場は混みます。
出来たら、時間をずらしていくのがおすすめです。
たまに、試験場前の東八道路(30M道路)に路上駐車して更新をする人がいますが、絶対やってはいけません。

ほぼ確実に駐車違反を切られます。

数年前から、一斉に取締りをしていますので、絶対路上駐車はしないで下さいね。


こうしてお客さんになってみるといろいろな物が見えてきます。

サービスをする側からサービスを受ける側へ。

こんな事から、色々と気付いたり勉強になったりすることが多いんですよね。
免許の更新も非常に楽しかった。
日々進化しているし、情報の保護のために色々としているんだなと実感しました。
指紋認証もありましたよ。
これにはさすがにビックリです。

さー、これで安心して後5年は車に乗れます。
また明日から頑張って集配に出ますよー。

投稿者 boribori : 21:49 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月04日

柔らかく仕上げるために

当店は、カシミヤクリーニング.COMと言う、カシミヤ・アンゴラなどの獣毛品の専門店を開いています。
カシミヤ製品は他のクリーニング屋さんよりも多く集まっているんではないでしょうか。

ある日、集配にお伺いした時に、お客様からよそのクリーニング屋さんで洗ってもらったらカシミヤのセーターが硬くなったと言われました。

聞いて見ると、そのクリーニング屋さんは全国でも有名なクリーニング屋さんです。
カシミヤのクリーニングは結構業者間で差がありまして、綺麗に仕上げている所、風合いを損ねさせてしまう所など様々です。
このクリーニング屋さんは結構気を使ってクリーニングをしていると聞いていましたので、まさか?という思いがありました。

お客様に問題のセーターを見せて頂くと、ん、ん、ん???言うほど硬くない・・・。
一応お尋ねしたんですが、最初に比べると硬くなったとおっしゃいます。
更にお話しを聞いてみると、親戚の方に編んでもらった手編みのカシミヤのセーターと言うではありませんか。
なるほど、そういう事かとこちらも納得です。

手編みの独特な柔らかい肌触りがあったんでしょう。
クリーニングは許容の範囲内だと思いますが、自然な柔らかさを肌で覚えているお客様にとっては、違和感を感じたんだと思います。

この商品をもし当店で洗うならどうするか?考えてみました。

最初に手編みの話を聞いていなければ、有名クリーニング店と同じような範囲で仕事をしていたかもしれません。
手編みの風合いを残す事を考えて仕事をすると、全然違ったクリーニングになります。
ソフトなクリーニングはもちろん、乾燥機にもかけないで、じっくりと乾かします。
そして、繊維がふわっとするようにじんわりと蒸気を当てて・・・。
強すぎず弱すぎず・・・。

良い勉強をさせて頂きました。
改めて、衣類を良く見て肌で感じる事の重要性を教えて頂きました。
よく見れば、このセーターの柔らかさに気付いて手編み独特の風合いに気付く事が出来るはずです。
完全に新品のようにはもちろんなりませんが、なるべくなら近い状態でクリーニングしたい。

本当に日々勉強ですね。
こうして一歩一歩進んでいけるんだと思います。

喜んでもらうために、まだまだ頑張らないといけませんね。


投稿者 boribori : 23:19 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月03日

洗濯機で洗えますよって簡単に言うけど・・・

最近、『洗濯機で洗えますよ』と言う言葉を良く聞くようになりました。
服を買いに行くと、店員さんに言われるようです。

服を洗う時に消費者の方が一番気にするのは、縮みじゃないでしょうか。
裏を返せば、縮みさえしなければ大丈夫!と思っているようです。

でも、洗えるのと着る事が出来ると言うのはちょっと違うんですね。

当店のお客さんで、ポロシャツをお持ちになった人がいました。
その人は、ポロシャツを買うときに店員さんに、『洗濯機で洗って大丈夫ですよ!』と言われたそうです。
そして、言われた通り洗濯機で洗いました。

すると、洗いあがったポロシャツは自分の思っていたのとは違う、ヨレヨレになってしまったんです。

確かに洗濯機で洗える物でした。
縮みもありません。
でも、お客さんは洗いあがったポロシャツを見て、着たいとは思わなかったそうです。

ここが問題なんですね。

きっとその店員さんには、洗濯機で洗ったポロシャツは許容範囲だったんだと思います。
でも、当店のお客さんにとっては違った。
買った時に近い張りや艶があると思っていたようです。

結局、当店にお持ちになり、修復して欲しいと言われました。

前にも書きましたが、人の感覚は本当に様々です。
洗いざらしを着ていても平気な人もいますし、それでは嫌だと言う人もいます。
毎日シャツを洗わないと気持ち悪いと言う人もいますし、何日か置きでも平気な人もいます。

確かに、洗濯機で洗える。
でも、それと気持ちよく着るのとは違うんですね。
まず、自分がどういう風に着たいかを知ることが大事かもしれません。
シワがあっても着れるのか?もう一度考えてみましょう。

そして気になるのは、服を販売している側の『家庭で洗えますよ』と言う一言。
洗うと言う事が簡単ではない事、人それぞれだということは分っているはずです。
それなのに、簡単にお客様に言うということに疑問を感じます。
家庭で洗える、と言えばお客様が喜んでくれると思っているのかなあ。

洗えるなら具体的にお客様にお伝えした方が絶対良いと思うんだけど。
いざ洗う時に、考え込んでしまう人はたくさんいると思うんですよね。

ネットなどを活用して何か出来ないですかね?

投稿者 boribori : 23:49 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月02日

新しい機械が来た!

今日は朝から慌しかったです。
と言うのも、機械の入れ替えがありました。

10年ほど使っていた人体プレスと言う機械を新しいものに入れ替えです。

この人体プレス機というのは人の形をした風船がありまして、それに服を着せます。
そして、内側から蒸気を出して、その後風を出して伸ばすと言う優れものです。
立体的に仕上がるだけでなく、カシミヤなどの獣毛品にとっては肌触りも良くなるし、何より着心地がとてもよくなります。

人の体って立体ですからね。
仕上げも立体の方が良い訳です。

今回は、アメリカ製のcissell社(シセル社)の機械を入れました。

早速使ってみましたが、非常に良いですね。
見事と言う他無い位、完成された人の形をしています。
なんと言うか、シルエットが綺麗なんですよね。

今まで使っていた人体プレス機ももちろん良かった物でしたが、シセルほど綺麗なシルエットは出ていませんでした。
その都度、服を着せながらウェストやヒップラインに合わせてベルトで閉めてシルエットを調整したものです。

新しい機械での仕上がりを、どうぞ見てやってくださいね。

投稿者 boribori : 23:43 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月01日

カーペットやじゅうたんを汚した時は

知っている人は知っている話かもしれません。

今日のお昼、うちの子が醤油を振り回し(爆)、カーペットに醤油を撒き散らしてくれました。
1歳1ヶ月だし、そんな事をやりたい年ごろなんだと思いますが、周りにいる大人は大慌てです。

カーペットやじゅうたんに液体の汚れがついた時、皆さんはどうしていますか?
タオルで拭いちゃいますか?
タオルで拭いても綺麗になりません。

じゃ、どうするか?

タオルでこぼれた所をたたくんです。

拭いてしまうと表面だけは取れますが、中に入ったものは取れません。
また、拭くことで汚れが更に広がってしまいます。
叩くと中に入った汚れまできちんと取ってくれますし、広がらずに済みます。

イメージとしては、スポンジのように吸わせるといった感じですね。

女性で力のない人は、タオルをこぼした所にしいて足で踏みつけるのも良いですよ。
何回か踏みつけたら、タオルを裏返してまた踏みつける。
数回繰り返せばほぼ綺麗に取ることが出来ます。

かくして、私たちもタオルを持ち出しまして、みんなで叩いたのでありました。

でもそろそろ夏も近づいてきた事だし、カーペットもクリーニングしないといけないですね。
早めに涼しい空間を作らないといけません。
だって、もうそろそろ50度近い暑さがやってくるんですから・・・。

夏は辛いですねえ。

投稿者 boribori : 23:41 | コメント (0) | トラックバック